780MPaハイテンホイール・ニューコンセプトホイール等、自動車用ホイールはリンテックスへ

リンテックスは、ホイールを軽量化することで自動車の燃費を改善し、自動車から排出されるCO₂の削減を推進しています。

自動車では、バネ下重量を軽減すると燃費の改善に効果があるといわれています。特にホイールは、バネ下部品の中でも回転する部品であり、その重量軽減は燃費改善に大きな効果をもたらします。

リンテックスでは、スチールホイールの分野で世界で始めて780Mpa鋼を使用したホイールを実現化しました。780Mpaとは、スチールの強度を示す値で、高強度の鋼材です。高強度鋼材は、成形･溶接ともに難しく、加工し難い材料でした。高強度材料を使用できれば、それだけ軽量なホイールが実現できます。

アルミホイールの分野では、アルミ展伸材を使用した超軽量ホイールを世界で始めて製品化しました。アルミ展伸材はアルミ素材を圧延して板状に加工した材料のことです。アルミ鋳造品に見られる鋳造欠陥がなく、緻密な結晶組織を有する材料です。アルミ展伸材も高強度材料であるが故の加工し難さを持っていましたが、リンテックスの優れた成形加工技術で克服しました。

リンテックスでは、更なる高強度材料の実現化に向けても研究開発を進め、軽量ホイールの分野をリードするとともに、CO₂の削減に向けて努力します。

リンテックスは、生産活動で発生する廃棄物を削減することで、環境影響の少ないホイール作りを目指しています。

リンテックスは、ISO14001（環境マネジメントシステム）の認証を取得し大気汚染、排水汚染、振動・騒音、廃棄物の削減に取り組んでいます。

生産活動を行うことは、環境に何らかの悪影響を残します。それを如何に少なくするかは、今後すべてのメーカーに課せられた命題であると考えています。

リンテックスでは、環境方針を定め、生産工程のみならず総ての活動について環境影響を評価し、環境影響の大きい活動について継続的な改善に取り組んでいます。

さらに、素材系廃棄物の100％リサイクル化をはじめ、廃棄物が発生しやすい購入品の転換（グリーン調達）も積極的に推進しています。